February 2019

ここまでの比較結果にもとづく、個人的な印象

サーマルトップ高度
・予想と実際がほぼ一致する日と、予報の方が1,500-2,000ft低い日と二極化
・北西季節風による地形性コンバージェンスの日、トップ9,000ft以上の日は、予報が低めになる傾向
・SkySight開発者は「強い寒気が入る条件では、サーマルモデルが厳密でないので、予測がずれるかも」とのコメント

コンバージェンス
・位置がずれることが多い。
- 2019/2/23のように、非常に良い一致を見せることもある 
・地上やアメダスから実際のコンバージェンス位置を確かめる必要がある
・今のところ下記の傾向があるように見える。さらなる検証が必要 
- 冬型気圧配置・北西季節風での地形性コンバージェンスの日はずれる事が多い
- 南岸低気圧が東に遠ざかる日のコンバージェンスは比較的合う
・日本の大手予報会社が詳細観測データを使っても風向風速分布を完璧に予測することは出来ないのだから、GFSに出来合いのモデルでピタリと合わせろと言う方が無理

ウェーブ
・発生位置はほぼ正確。誤差数km以内
・下限高度や強度については、さらに検証が必要

積雲雲量
・実際よりもやや少な目に予報される
・Blipmapは多めに予想しているが、BlipmapよりはSkySightの方が実際に近い

平地でのコンバージェンスについては位置・高度とも非常に良くあっていたが、山側のコンバージェンスについては位置はあっているものの、SkySightは高度は大幅に低く予測していた。一方、Blipmapは9,000ft以上とほぼ正しい高度を予測している。

コンバージェンス位置は、風速が急変する領域であると同時に3,000mウェーブの真下なので、風の収束と上空のウェーブの両方の影響を受けている。
もう一つの特徴が、コンバージェンス領域(黒実線)でサーマルトップ高度が周囲よりも高くなっていない(むしろ低くなっている)
サーマル強度も同様で、やはり周囲よりも弱い。

北風の中で、北側の気温が低く、南側の気温が高いコンバージェンスなので、北側の空気が下に潜り込んで南側では対流が活発になるはずなのだが、その効果が十分表れていない。

コンバージェンスの効果が正しく反映できていないように見える。


0223M1
0223M2
0223M3
0223_T


 

予測されたウェーブ帯に8200ft到達して1,000ft程上昇しているが、より強いリフトが予想されているエリアで上昇できていない。右下の高度-上昇率グラフを見ると、9,000ft付近は上昇帯高度が複雑に変化しており、予報が大きく外れたのか、上昇帯高度を少し外れただけなのかは、要検証

(追記:その後、パイロットのコメントが得られました)
SkySight及びBlipmapのウエーブ予報は承知しており、意識して飛びましたが、結局ウエーブらしき上昇帯には遭遇しませんでした。9500ftまで上昇したところも、コンバージェンス特有の雲の壁の横です。







wave1
wave2

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