April 27, 2019

低気圧が東に抜け一時的に西高東低気圧配置になり、大局的には北西強風で、赤城〜日光の遮蔽で板倉付近が弱風になるパターン。
昼過ぎから徐々に弱風息が南東に後退していく予報で、妻沼では朝から昼前まで南風、板倉も昼過ぎになって北西風が入り、板倉北西にコンバージェンスが形成されていたようで、ほぼ予報通りだった模様。

 

北西風と地形の干渉によるコンバージェンスが発生した日。コンバージェンスが予想されたエリアで14:00-15:30が5,500ft、16:00-17:00は7,500-9,000ftまで上昇していた。
14:00-15:30の高度は予想thermal heightとほぼ一致している。一方9,000ftまで上昇した16:00以降は日射が傾いて気温が下がり、既に予想thermal heightが下がり始めている時間だった。平地でのthermal heightは正確に予測できているので、大局的な空気の動きに大きな間違いは無いはずだし、lapse rateの時系列予想を見ても16:00以降にthermal heightが上昇しそうな要素は無い。
wave crosssectionを見ると、コンバージェンス内で鉛直方向速度が1.5-2.0kt(滑空機の沈下速度)になる高度は14:00で6,500ft、16:00で9,000ftであり、実際の上昇高度と一致する。

コンバージェンスの効果として
  1. 地表付近で温まった空気がトリガーされ、対流が活発になる
  2. コンバージェンス自身の上昇速度成分
の二つがある。thermal topは主に鉛直方向の温度分布から上昇限度を予測する(はずな)ので、前者の効果は予報に反映されるが、後者の効果はthermal top予想には反映されていないと仮定すれば、thermal top予想と実際の上昇高度がずれたことが説明できる。

themal heightと上昇高度が大きくずれた2/23,2/172/10は、いずれも強いコンバージェンスが形成されていた日だった。これらの日のデータは既にexpireされているので直接検証はできないが、上記仮説と矛盾はしない。

thermal topにはコンバージェンス自身の上昇速度成分の効果が反映されないので、強いコンバージェンスでの上昇限度はWave X-sectionで判断する」
という仮説は今後検証したい。
(当たり前といえば当たり前な気がする。。。)  

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