May 2019

全般傾向
前半は冬型気圧配置の日もあったが、後半は関東地方が弱風になり東寄りの湿った海風の影響を受ける日が多く、東風により
  • 前面に幅広く積雲が発生
  • 条件によっては積雲が発達過剰になり、積乱雲になったことも
  • 完全に東風で覆われると条件がしぼむ
という影響がでていた。
一方、東風が侵入しない日や東風の影響エリアよりも西側では、穏やかな風の中で高いトップ高度が得られ、長距離XCフライトが多数出た日もあった

サーマル
  • 予測と実際の一致は良好
  • トップが9,000ftを超える強いコンバージェンスの効果はSkySight Thermal top予報には反映されないので、Wave X-sectionで最高高度を見る
  • 風の弱い日は地表植生の影響が強く見られる。SkySightはBlipmapよりも粗い(平均化した)地表植生データを使っていると思われる
ウェーブ
  • 男体山、那須のウェーブ下限は正しく予測でいていた(5/2)

那須〜男体山にかけて4m/s程度の南東風が吹き付け、南東斜面でリッジおよびコンバージェンスが予想されていた。サーマルトップの高い領域はsurface heatingよりもコンバージェンスとの相関が強い。

男体山〜氏家が約40kmなので、風下になることを考えるとエンジン無しのスタンダード機で同じことをするのはマージンが少なすぎか。


0530
 

関東地方は弱い南風で、東関東と南関東ではそれぞれ湿った海風の影響があった。
海風の影響がないエリアでは、早朝に筑波から八溝山地に沿って白河まで北上、その後那須、高原山、中禅寺湖を経て関東平野に戻る450kmのフライトがあった。トップ高度は
 筑波〜八溝(午前中): 6,000ft
 白河: 7,500ft
 那須〜中禅寺湖: 8,500ft
 関東平野(16:00以降): 5,500ft
であり、概ね予報と一致している。

一日の予報と比較すると、筑波エリアでサーマルが立ち上がる10:00少し前にフライトを開始、良いエリアをつたって進出してトップが上がる時間帯は関東地方でトップが一番高いエリアを飛び、平野部でサーマルが終わるギリギリで最後のサーマルを拾ってファイナルと、SkySightチュートリアルにあるお手本のようなフライト。

0530h
 

前日よりもさらに上空の気温が上がり、09:00JST館野850hPaは18℃。
前日同様南の方がトップが高く、 妻沼1,900ft、関宿2,700ft。予報はSkySigt, Blipmapともに3,500ft程度だった。

SkySight,BlipmapともSurface heatingとThermal heightの間に強い相関がある。
BlipmapではSurface heatingが高い領域は東京都心部、宇都宮の他、板倉〜妻沼付近では佐野、館林、足利、桐生、太田の各市街地であり、対応する場所でHcritが高くなっている。SkySightのSurface heatingでは宇都宮、太田、前橋の大きな都市部だけが見えている。SkySightの方が粗い地表植生データを使っているのか、可視化段階で空間的に粗視化しているのかは不明。

地表植生がSurface heatingおよびthermal heigtに影響を及ぼし、かつ地表植生データがBlipmapとSkySightで違うことが明らかになった。





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