December 08, 2019

12/8(日)は、上空700hPa面の気温が昨年同時期よりも7℃高かった。
このため予報がサーマルトップ2,500ft程度だったのに対し、実際には板倉を離陸した機体が6,000ft以上まで上昇し、良い方向に予報が外れた。
予報が外れた原因は
 (1) 風が予報よりも西よりになり、コンバージェンスの位置がずれた
 (2) サーマルトップ予報に、コンバージェンスの効果が反映されない
の2点だと思われる。
(2)については、10,000ftまで上がれる冬場の強いコンバージェンスで、サーマルトップ予報が実際よりも低く出ることが、昨年冬何度か経験されている。

SkySightやBlipmap予報ではトップ2,000-2,500ft程度と予報されていたが、実際には板倉を離陸した機体は板倉付近で3,500ft、北側では6,500ftまで上昇している。一方、同じ時間帯に小山を離陸した機体は2,000ft程度までだったので、場所によって条件が違っていたことがわかる。
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height2



気圧配置としては西からの高気圧が張り出して西高東低が崩れ始めている状況で、大局的には北西風が支配的だった。関東地方は南風が支配的で、南風と北西風の境目のコンバージェンスが妻沼の西と宇都宮の東に発生すると予想されていた。これに対してアメダス観測結果を見ると、南風と北西風の境界が群馬-栃木県境付近にあり、予報よりも東側になっていたことがわかる。
風がずれたことに伴って、コンバージェンスの発生位置も東にずれ、板倉上空にコンバージェンスが発生したのだと考えられる。

wind2

SkySightの鉛直速度断面図では、コンバージェンス内での上昇風上限が6,000ftと予報されており、実際の上昇限度高度と一致する。
鉛直速度断面図は元々ウェーブ解析用だが、コンバージェンスの上昇限度と一致することが多い。ウェーブ断面図をコンバージェンスでの高度予測に使えるのかどうかは、もう少し検証が必要。
convergenc3

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